痛風初期症状

腎機能検査

腎臓などの臓器や体に異常があると、尿の成分のバランスが変わったり、有害な成分が含まれるようになります。それらの成分の量や種類を調べると、体のどこに異常があるのかがわかります。

腎機能検査について

腎機能検査
腎臓は、障害が起きてから機能が正常時の約3分の1まで低下しないと、自覚症状があらわれません。ですから、高尿酸血症と診断された人は、早急に腎臓の検査を受ける必要があります。尿タンパク検査のほかに、腎臓の検査で重要なのは、BUN(尿素窒素)やクレアチニンなどの数値です。これらが異常値を示すと、腎臓の機能障害はかなり進行していると考えられます。

BUN(尿素窒素)

BUNは、血液中の尿素窒素のことで、体内で使われたタンパク質が分解されてできる老廃物です。正常な場合は尿といっしょに排泄されますが、腎機能に異常が起きると尿素窒素をろ過できなくなるので、血液中の濃度が高くなります。正常値は、8.0~20mg/㎗です。

クレアチ二ン

血液中の成分で、筋肉内でできる老廃物です。腎機能が低下すると、血液中のクレアチニンが増加します。血清クレアチニン値は腎機能障害が進行すると上昇します。

尿タンバク

尿中のタンパク質の量を調べる検査です。通常、タンパク質は腎臓の糸球体でろ過されて尿の中に出ますが、そのほとんどが尿細管で再吸収されるので、尿中にはわずかしか排泄されません。しかし、腎臓に障害が起こると、尿中に多量に出ることになります。正常値は、陰性で、1日あたり100mg以下です。

尿潜血反応

尿に、血液がまじっていないかを調べる検査です。腎臓や尿管、膀胱、尿道に異常があると、尿に赤血球がまじることがあります。結石があると、尿潜血が陽性になることがあります。